2015/06/08
吹き付け断熱アイシネンで耐湿性能を上げる!
アイシネンで耐湿性
アイシネンは湿気(水蒸気)が吸着しにくい物質です。
湿気(水蒸気)が気泡の中に入ると、水蒸気圧の差により水蒸気圧の低いほうへ押し出されます。断熱材でも、湿気を溜めてしまっては意味がありません。壁内結露の原因になります。
ほんのわずかですがアイシネンも呼吸しています。 そのかすかな空気の動きとともに、水分が気泡(セル)から放出(拡散)され、溜め込まないしくみです。結露の主な原因である漏気や対流を回避しますから、結露リスクを最小限に抑制できます。
- 湿気(水蒸気)が入ると水蒸気圧が上昇して、気泡が膨張します。
- 膨張した気泡は元に戻ろうと反作用します。
- この反作用が、湿気を水蒸気圧の低いほうへ押し出そうと働き、さらに気泡の壁の穴から外に出そうとします。アイシネンの気泡の間では、このような水蒸気圧差を使った作用が繰り返されます。だから湿気が溜まらず、最後は水蒸気圧の低い空間に放出されるのです。
Design 1st. 一級建築設計事務所事務所