滋賀県東近江市八日市和モダン注文住宅基礎工事基礎配筋
滋賀県東近江市八日市 和モダン 注文住宅 基礎工事 基礎配筋
●鉄筋の品質は?
鉄筋は、JIS G3112(鉄筋コンクリート用棒鋼)若しくはJIS G3117(鉄筋コンクリート用再生棒鋼)の規格品とし付着力を上げるために異形鉄筋(凹凸がある鉄筋)が一般的に使われます。
●鉄筋の空きは?
鉄筋相互の間隔が狭すぎるとコンクリートがスムーズに流れません。そのために鉄筋相互の最低あき寸法を確保する必要があります。
下記の値のうち最大の数値のあき寸法が必要です。
1),コンクリートに入る粗骨材の最大寸法の1.25倍。
2),異形鉄筋の径(呼び名の数値)の1.5倍。
3),25mm。
※粗骨材とは、セメントに混入する砂利・砕石を言い粗骨材の最大寸法は20mmが一般に使用されています。
●鉄筋のかぶり厚さは?
鉄筋が腐食しないために、鉄筋にはコンクリートのかぶり厚さを十分に確保する必要があります。
基礎底版下は捨てコンクリートを除いて60mm以上、その他土に接する部分は40mm以上、土に接しない部分は30mm以上のかぶり厚さが必要です。
※基礎 及び擁壁で直接土に接する部分のかぶり厚さには、捨コンクリートの厚みは含みません。また、杭基礎を行なう場合は杭の天端からの寸法がかぶり厚さとなります。
●鉄筋の定着と重ね継ぎ手長さは?
部位が変わる位置(基礎立上り部と基礎底版部)や角度が変わる部位には、一体性を持たせるために必ず相手の部位に鉄筋をのみ込ます(定着)必要があります。
定着の長さはコンクリートの設計基準強度・鉄筋の種類・フックの有無・部位によって規定されています。
また、配筋の途中で鉄筋の継手を設ける場合は、重ね継手(※1)とし、継手位置は、応力の小さい位置(支点間の1/4) 及び 隣り合う継手が同じ位置に重ならないように重ね長さの1/2以上離れた位置で継ぎ手を設けることが望ましい。
捨てコンクリ-ト打ちが終わり、基礎配筋工事です。配筋は基礎の底にあたる底盤(コンクリートスラブともいう)を先に行い、その後、基礎の立ての部分にあたる立上り部分を行います。鉄筋と鉄筋は結束線で結んで固定します。これをしておかないとコンクリートを打設するときに、鉄筋がずれてしまうことがあるからです。
スペーサーブロック厚み80㎜を鉄筋の下に敷き、鉄筋のたわみなどがあっても、鉄筋の下側のコンクリートのかぶり厚 規定では60㎜以上を確保することができるのです。
基礎の立上り部のかぶり厚を確保するためにもスペーサーを使用します。基礎配筋が終わり、瑕疵保険の配筋検査完了後に基礎ベースコンクリート打設を行います。
デザインファ-スト 岡 行雄