京都市東山区人が集う創作の場となる民泊とシンプルで無駄のない木造3階建て和モダン注文住宅
メイン画像を押すと拡大します
Data
地域 / 京都市東山区
延床面積 / 27.228坪
総床面積 / 33.364坪
構造 / 木造3階建
Comment
名も無き創造者たちの「月の輪創庫」物語
京都・清水焼の町に、ひとつの木造三階建ての家が生まれようとしています。
清水焼の町が未来へ続くように、人が集まり、語り、創造が生まれる唯一無二の空間。
1F:「創庫フロア」― 創造と交流の場
玄関を入ると広がるのは土間空間。
カウンターキッチンや坪庭の茶室へと奥行きを感じさせる設計で、境界がなく空間が結合します。
- 「月の輪創庫」を象徴する円窓は、訪れる人を迎え入れ趣のある空間。
- 吹き抜け階段は1階の土間空間と2階をつなぎ調和の取れた和モダンなスタイル
-作品の展示、プロジェクターでの音楽・動画鑑賞の出来る土間空間
-宿泊者が共同で食事を作食事を作り片付けるキッチン。
-茶室としても利用できる和室は、リビングにも和室ダイニングにも変化し、講座や展示、篆刻体験まで開ける柔軟な空間。
2F:「月見フロア」― 浄化とリラックスの場
階段を上がると、そこは静けさに包まれた広縁と醍醐寺三法院の大円窓を彷彿とさせる和室への出入口
- 窓の外観には格子を設け、明かりを取り入れつつプライバシーも確保
- 民泊と住居の動線は完全に分かれ、プライベートを守りながらも心地よい滞在を提供。
ここは旅人にとって休息の場であり、住まう人にとっては心を整える場。
3F:日常生活空間 ― 四季と共に暮らす
最上階は日常のための空間。
- LDの空間はバタフライ式テーブルや作業台で空間の有効利用
- 個室は3畳×2部屋は小さいながらも収納付き畳ベッドや、衣類収納や書斎も設けた考えぬかれたプライベートな空間
- 生活動線は無駄なく整えられています。
- バルコニーは洗濯も干せ、格子が外部からの視線を遮りつつ、明かりを取り入れられる設計に。
この家が目指すものは「創る楽しさを伝える」こと。
清水焼の町が未来へ続くように、名も無き創造者たちが集い、語り、創造を生み出す場。
高級さではなく、質感を重視した民泊。
シンプルで無駄のない住居。
そして、風雅な四季と共に、名作も駄作も分け隔てなく受け入れる空間。
この家は、ただの建物ではなく、未来へと続く「創造の輪」。
人が集まり、語り、創造が生まれる楽しいスペースとして、京都の町に新しい息吹をもたらします。